ヘッセと園芸。

12月になった。実はこの日記は前日に書きだしているので、いまだ11月ではあるのだが。

この時期はそれほど寒くはなく、天気に恵まれる日が多いようだ。この地東海地方というところ、とにかく夏は暑い。私が生まれ育った神戸もまあにたような感じで暑いのだが、もう少しだけ暑い気がする。東京よりは、多分1-2度高いのではないか(体感のみですが)。

今年はコロナで在宅勤務期間が続いた初夏の頃、狭い庭の草取りをした。最近は草を取るような気持ちの余裕はあまりなく、いつかやるかと思っていると夏となり大量の蚊が発生して庭には全く出ることができない。とにかく一瞬で、数匹の蚊が皮膚に取り付いている。私はAB型だが、AB型は血を吸われやすい、という記事を読んだことがある。蚊にとってやはり血液型により味の違いはあるのだろうか。

今年は蚊の発生前、梅雨前後で草むしりをしたのだが、とにかく毎日毎日新しい芽が出る。ツタ系がなぜか多かった。無心に行うこうした園芸作業、というものは、心の健康には悪いものではない。身体を適度に動かしているので、運動にもなる。腰にはあまりよくないかもしれないが。

会社員生活が長くなると、会社に行かないことで、社会に参加していない、という気持ちに自然になる。これは定年後と似た気持ちかもしれない。。これからの働き方は変わる部分もあるだろうが、考えてみるとすこし早く定年後の生活を経験したように感じている。

印象であるが、定年後は園芸、あるいは菜園、といった形で時間を使う向きも多いようだ。ヘルマン・ヘッセも園芸関係の本を出している。作家は書斎にこもりがちである印象であるが、作家と園芸は幸せな組み合わせの一つの例、なのかもしれない。

夏はまったくダメですね。やっと最近蚊がいなくなりました)